AIに「直して」と言うほど、他人と同じものになる
AIに案を出させて、気に入らないから「もっとこうして」と直す。これを繰り返すと、出てくるものはどんどん平均に近づいていく。学習データの真ん中に寄っていくからだ。
ロゴを実際に作り直していて、それに気づいた。修正を重ねるほど、どこかで見た形になる。
だから「直して」をやめた。代わりに「確率の低い案を出せ」と指定するようにした。
使っているプロンプト
そのまま置いておく。【お題】のところに、考えたいことを入れて使う。
あなたはアイデア出しの担当です。
【お題】
(ここに記載)
【前提】
私は"一番よくある答え"を求めていません。
学習分布の中央ではなく、裾(tail)から引いてください。
【出力ルール】
案を10個、それぞれ <response> タグで分けて出力。
各 <response> の中に必ず以下を入れる:
<text>案の内容(2〜3行)</text>
<probability>この案が最初に思い浮かぶ確率(数値)</probability>
・全案とも probability は 0.10 未満にすること
・0.05未満の案を最低3つ含めること
・確率が高い案(=ありがち)は出力しない
・案どうしは、発想の"種類"を変えること
(同じ切り口で言い換えただけの案は不可)
・表形式で出力してください
【最後に】
今回あなたが「無難すぎる」と判断して
除外した案を3つ、確率つきで別枠に書いてください。なぜこの書き方なのか
1. 確率を書かせる
AIは放っておくと「よくある答え」から出す。確率を自己申告させて0.10未満に縛ると、そこを避けて探しにいく。
ただし、この数字は本当の確率ではない。AI自身の見積もりだ。数字そのものに意味はなく、「avoid the middle」という制約として効いている。
2. 「発想の種類を変えろ」と書く
これを入れないと、同じ切り口の言い換えが10個並ぶ。数だけ増えて選択肢は増えない。
3. 除外した案も出させる
最後の一文が効く。AIが「無難すぎる」と判断して捨てた案が、放っておいたら出てきたはずの答えだ。自分が今までどこに着地していたかが分かる。
AIに任せる前に決めること
- 何を作るか — 自分が決める
- 案を出す — AIに何十個も出させる(直させない)
- どれを選ぶか — 自分が決める
AIは作る係。決めるのは自分。
1と3を渡した瞬間に、代替可能になる。渡していいのは2だけだ。
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